年金生活者そんなにじゃまか! 夏

プール

クスリ漬け年金生活者夏は暑いいや苦しい。戸外に出ると動悸や頭痛が多発する。梅雨明けとともに34℃の日々が続く。夜間も28℃までしか下がらない。命が危険な暑さ。これが10月末まで続くのだから、熱波で亡くなる年金生活者も多い。ブタの先輩はどう過ごされているのだろうか。もう会うことが出来ない。お互い熱波にやられ、日中は外には出られないからだ。

プール漬け年金生活者は昼間の外出は命にかかわるため、夜の部へと移行する。陽が落ちて、通勤ラッシュも落ち着く19:00くらいから続々とプールに現れる。朝と違い少し遠慮がちである。なぜなら仕事帰りの若者も体を冷やすために殺到するからだ。この時間帯は大混雑となる。年金生活者はかわいそうである。

年金生活者の軽自動車が駐車場で何度も切り返しをしている。すると「じゃまだ!じゃまだ」と言わんばかりにベンツBMWレクサスが迫って来る。彼らは車体が軽自動車の2倍もあるのに一発で停める。軽自動車はいつもななめに停まっている。一応白線内ではあるが… 通路を歩いていても、「じゃまだ!じゃまだ」と言わんばかりに若者らに追い抜かれる。彼らは時間に追われているから仕方ないのか。

プールで泳いでいても、「じゃまだ!じゃまだ」と言わんばかりに若者に追い抜かれる。息継ぎをする暇もない。コースを折り返そうと立ち上がると、ここでも「じゃまだ!じゃまだ」と言わんばかりにクイックターンして尻しか見せない。そして彼らは例外なくゴールド会員である。我々シニア会員倍近い会費を払っているせいか、ロッカーも倍の大きさだ。スポーツクラブは何でも金しだいなのか。スポーツマンシップなどみじんもない。現代の日本の縮図を見た気がする

切れた年金生活者も見た。「じゃまだ!じゃまだ」とクロールで接近して来た若者の頭を平泳ぎの足で思い切り蹴散らしたのだ。「ギョエー!」という若者の叫び声にみな笑いをかくせなかったクスリ漬け年金生活者そんなにじゃまな存在なのか! 言っておきますが、あなたも将来おなじ運命をたどるのですよ。

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