タビ

追憶碓氷峠 51

それでは、経済的側面からの分析に移る。「EF63形補助機関車で碓氷峠を越えていた時代」と、「長野新幹線(現在の北陸新幹線)時代」とでは、どう変わったのか? それは、単なる速度向上だけではなく、東京~長野間の鉄道ビジネスそのものが変化したのだ...
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追憶碓氷峠 50

このようにE7系では、各車両に空調・換気系統がある。それぞれが、自分の車両の圧力を監視し、調整している。ただし、列車全体の制御システムとも連携しており、「この列車は今からトンネルに入る」という情報を共有して、各車両がほぼ同時に気密モードへ切...
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追憶碓氷峠 49

車外の気圧変化は、先頭車で1013hPaから1018hPaへと上昇する。そして最後尾では、列車が空気を引っ張るため、1013hPaから1009hPaへと低下してしまうのだ。実際の数値は、車両の速度やトンネル断面積によって変わる。このとき、車...
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追憶碓氷峠 48

トンネル内では、「列車が空気のピストンのような役割」をする。このため列車の前方では気圧が上がり、後方では気圧が下がる。まずトンネルの入口で何が起こるのか? 例えばE7系「あさま」が260km/h(約72m/秒)でトンネルに進入するとする。ト...
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追憶碓氷峠 47

ここでまた耳新しい装置が出て来た。「自動気密装置」とはなんぞや? その前に、 先頭車の構造から説明する。E7系の先頭部は約9.1mもある。これは時速320kmで走行するE5系(東北新幹線 はやぶさ)の15mに次ぐ長さである。この長いノーズは...
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追憶碓氷峠 46

この群を抜く静けさが、グランクラスでも一役買っているのだ。さらにアルミダブルスキン構造では、巨大な中空材を横に並べて溶接している。その中を、電線・制御ケーブル・空調ダクトなどが通っている。つまり、車体自体が配線・配管スペースにもなっているの...
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追憶碓氷峠 45

それでは、この車両革新の中核をなすアルミダブルスキン構造とは何か? アルミダブルスキン構造とは、2枚のアルミ板をトラス状(格子状)の補強材でつないだ中空構造である。過去の新幹線(0系・100系など)は、「骨組み+外板」の構造だった。しかしE...
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追憶碓氷峠 44

「新幹線あさま」12両編成の総重量は540トンである。これを16,600馬力で引っ張っている。しかも30‰勾配でも260km/hで走行する。1997年の「特急あさま」の時代では、EF63の2両を加えた総重量は700トンにも及んでいた。重量超...
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追憶碓氷峠 43

現在の北陸新幹線「あさま」で使用されるE7系・W7系は、12両固定編成で運用されている。このうち動力車10両・付随車2両(10M2T)となっている。つまり、1号車…先頭車(モーターなし) 12号車…先頭車(モーターなし・グランクラス) 2~...
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追憶碓氷峠 42

私は温かいエチオピアコーヒーを注文。いくつものトンネルを超えるたびに、突然変わる外の風景を、眺めながら味わう一杯は格別だった。そして長いはずのトンネルも、あっという間に抜けた。これは旅の満足感を、さらに高めてくれた。飲み物はおかわりもできる...