降圧剤によってクスリ漬けになってしまった年金生活者は、例外なく朝自ら血圧を測ることから1日が始まる。そして血圧手帳に記入して、その値に一喜一憂する。
いわば老人版「星占い」。その結果で今日の運勢が決まるのだから皆必死!
体調をととのえ、深呼吸を何度もして臨む。いい値が出ればその日はラッキーデー。ラーメンやステーキが食べれるぞー。
ちょっといつもより高めに出たら注意日。ラーメンや外食は控えようと注意。
今日最も不運な人は…ごめんなさい。💛マークが点滅したあなた!
「脈が不整で測定できません」 えー? まさか?
もう一度気を取り直して再挑戦。すると、なんとまた「不整脈で測定不可!」
こんな日はまさに「大凶」 目の前が真っ暗。頭から血の気が引いていく。
2000年までは高血圧の基準は実質、収縮期が180mmHg以上だった。だから血圧が170mmHg台の人でも「正常」であるとされていたのだ。
それが2008年には高血圧の基準がいっきに下がり、診察室血圧140/90mmHg以上 家庭血圧では135/85mmHg以上で、高血圧症と診断されるようになった。
その結果何が起こったのかというと、高血圧症と診断される患者が激増し、
降圧剤を販売する製薬会社の年間売上高は、それまでの2000億円から
なんと1兆円以上に急増したのだと。 知らない人もいるかもしれないが、降圧剤と血圧手帳は製薬会社が親切にセット販売しているんだ。ただし血圧手帳は無料サービスで!
コメント
私も降圧剤に薬漬けされています。共感できます。納得です!