2023年12月時の岸田内閣は、沖縄県玉城知事に代わり辺野古基地軟弱地盤の設計変更を代執行した。沖縄県民の民意を踏みにじり、話し合うこともなく強制的に基地建設を推し進めたのだ。これにより、沖縄県民と日本国政府との亀裂は取り返しのつかないものとなり、全面闘争へと発展する。またこれを契機として反政府勢力の動きが活発となって行く。
沖縄警察署本庁舎が暴徒により襲撃される事件が発生する。「日本国広し」と言えども、治安国家の日本で警察署本庁舎が襲撃されるとは全くのおどろきである。そしてパトロールカーが走行中に、金属パイプを手にしたバイク集団に破壊されるという事件も続発。さらには、辺野古基地ゲート前に爆発物や不発弾、薬莢等が投げ込まれる事件も発生。地元の蝶の愛好家が逮捕された。
蝶の愛好家によると、爆発物や不発弾、薬莢は米軍が演習でやんばるの野原に放置したものらしい。沖縄の自然を破壊している米軍の無責任さに腹が立ち、抗議の目的で基地に返したとのこと。米軍が放置したものを、持ち主に返しただけでなぜ逮捕されるのか。近年、基地反対運動の指導者も続々と逮捕されている。
民主国家日本と言えども、沖縄に限っては、となりの香港で起こったことと同じことが、今行われている。県民の怒りは頂点に達し、近くコザ暴動の再来を危惧する人も多い。1970年12月コザ中の町の国道330号線で民衆が蜂起、MPパトカーはじめ米軍車両80台を横転させて火を放った。さらに中の町派出所も襲撃。米軍は催涙弾で民衆を鎮圧。住民21名余が騒乱罪で逮捕された。香港と全く同じである。
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