そして、長期的に持続させるために必要な取り組みとして、次のような提言をしている。1)天候リスクの平準化:屋内アトラクションや全天候型ショーの増設を図ること。「雨の日保証(代替え体験・割引)」制度の導入。2)客単価アップ戦略:プレミアム体験やVIP向けサービスを拡充する。
周辺ホテルとの高級パッケージ販売。3)アクセス改善:那覇からの直通高速バスを増便、空港からの移動ストレスを減らす。高速ジェトフォイルの活用。冬場はホエールウオッチングもアトラクションの一部として組み入れるなど、ホエールウオッチング協会との連携。
4)シーズン分散策:夏以外に集客できる「ナイトイベント」「花火・プロジェクション」「ドローンショウ」「冬限定体験」を展開して、オフシーズンの谷間を埋める。これらが順調にすすめば、ジャングリアの長期的展開が期待出来るのだ。開業1ケ月後の具体的データがある。周辺宿泊施設の稼働率が軒並み上がった。
名護市のカヌチャリゾートホテルでは、稼働率が7、8月が前年比約20%増。9~11月は約50%増と急増した。ホテルゆがふいんおきなわも、稼働率が20%増となっている。これは一定ジャングリアの効果があると、担当者は話している。一方、美ら海水族館やナゴパイナップルパークなどの周辺観光施設は、平年並みに推移している。
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