マチュピチュ駅に降り立つとなぜか一度来たような風景に感じられる。マチュピチュ駅周辺はまさに日本の温泉街。実際温泉にも入れる。なぜかってマチュピチュの街は日本人が作ったんだから納得。インカ帝国への入口の街を日本人が作ったなんて驚きである。駅前に市場があり沢山の露店が軒を連ねている。いろいろな土産品(ドサンピン)が山のように並べられている。子供の売り子も多い。
クスリ漬け年金生活者なら必ず求める土産品はここにあるのだが、警戒してかインカのおばちゃんは、なかなか売ってくれない。一度ブツの入った袋をそっと足もとから取り出してくれたとたん、巡回中のペルー警察官を見て、すぐさまもとにもどした。そして警察官が横を向いている時に、こちらをみて頸を左右に振った。向こうは巡回警察官、こちらは現地ガイドと添乗員の眼を盗まなければならない。至難のワザである。
天空都市マチュピチュ行きのピストン輸送バスが来た。またもチャンスを逃してしもうた。残念、無念。でも天空都市マチュピチュは素晴らしかった。一生心に残る思い出だ。インカ帝国の昔に想いをはせた。インカ道にも感動して涙が出た。リャマとアルパカが天空都市を歩いていた。でもこの素晴らしいインカ帝国を一夜にして破壊したスペインは許せない。あとでリャマかアルパカのステーキを食べたが、大気中の酸素が薄くて、それどころではなく味は覚えていない。
だからこの厳しい環境下でも当時の労働者が働けるように噛んでいたものが、今回目的のブツである。現在ペルーとボリビア国内のみ合法とされているが、間もなく規制がかかる。コ○イ○の原料である。だからクスリ漬け年金生活者は死んでも手に入れなければならないのだ。これは宿命である。関西空港でベルトコンベアの上を犬が走り回ったが、これは想定内のことだ。宿命は果たした。
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