65歳を迎えたら、一番乗りたかった車に乗ろう。「いつかはクラウンに」のトヨタのキャッチフレーズは今こそ生きているのだ。「いつかっていつなのよ」「今でしょ!」そう高齢者、特にクスリ漬け年金生活者には「いつか」というのは「今」なのです。
次の免許証更新がパス出来る確証はどこにもないのです。緑内障や糖尿病性網膜症で視力が不合格になるかもしれない。はたまた脳梗塞で半身麻痺にでもなれば、免許証更新どころではない。それに、少しでも認知症の疑いがあれば、免許証は取り上げられる。
ただでさえ、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いによる死傷事故が、後を絶たない。警察庁では新対策として、ナンバープレートの最初の2数字を、所有者の次の更新時の満年齢とする案が浮上している。こうなると「83-47」では肩身が狭い。「92-33」この車には誰も近づかない。
「00-44」眼を疑うが、未知との遭遇である。操縦出来ていること自体が奇跡だ。あやかりたい。「かじまや-車両」だ!「今を生きる」からこそ「今を走る」のだ。「いつかはクラウンに」。クスリ漬け年金生活者には、クラウンは三菱デリカD5だった。
今日も人生を走る。ディーゼルターボの存在感ある、エギゾーストサウンドを響かせて。「 いつまでも いつまでも 走れ 走れ いすゞのトラック… どこまでも どこまでも 走れ 走れ いすゞのトラック… 」
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