夏休み自由研究の闇

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現在も小学生に課せられている、魔の夏休み自由研究。その始まりは、明治時代からとされる。長い夏休みに勉強を忘れてしまわないように。そして主体的課題解決に取り組むことを目的として創設された。さすがの明治政府だ。そんな昔から、こどもと親のこころを蝕んで来たのか。けしからん。

昨今は、夏休み自由研究が出来ないことを苦にして、9月自殺する学童が後を絶たない。いのちの電話には、夏休みの終わりが近づくと、「自由研究が何もみつからない」「あと2日では何も出来ない」「先生に怒られて1日中立たされる」「もう学校には行きたくない」という切実な悩みが寄せられるという。

本当に許せない。歪んだ制度である。そして悩みに付け込んで、商売の道具と化している実情がある。アマゾンや楽天市場では「夏休み自由研究セット」なるものが、何種類も販売されている。ワンクリックで手に入るのである。また量販店やホームセンターでは、「夏休み自由研究工作セット」なるものが、7月には毎年売り出される

ホームセンター近くの小学校では、夏休み明けにクラスの半分が、同じものを作って来たという笑い話まである。それから、自由研究教材ホームセンターで買ってはいけないという校則が作られた。さらに現代では、ネットショップ生成AIChatGPTを使用してはならないという校則も追加されている。

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