＜ウクライナ編＞日本のテレビを点ければ出るのは、いつもトランプの顔と大谷翔平。国営放送だと１時間ごとに出るから、これは参った。スクリーンセイバーと勘違いしてしまう国民も出るほどだ。米国のニュースも同じ。「ショウヘイ・オオタニ！」とアナウンサーが連呼する。さすが大リーグ人気のアメリカだ。
ショウヘイ人形もクマなく配られた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラも同じ。こちらは、パレスチナ絡みだが。ドナルド・トランプにゴルフクラブを握らせれば、18ホール回ってもまだ元気。マイクを握らせれば演説は無限ループ。だが今度は、「止められない」のは口でもスイングでもなく、世界の戦争らしい。
「私が大統領に戻ればウクライナ戦争は24時間で終わる！」と豪語したのはつい最近のような。しかし現実は、彼が戻る前に戦争の方が長距離マラソン状態。ウクライナもロシアも、彼の話を聞くより自軍の補給線を気にしている。世界中が彼の“交渉力”を期待していると思いきや、
実際は「トランプ流解決法＝とりあえず関税をかける」説が根強い。仮に和平交渉の場に彼が座ったとしても、開口一番「ゼレンスキー、君のスーツは中国製か？」と余計なツッコミを入れそうだ。プーチンに対しては「私のタワーをモスクワにも建てよう」と提案し、戦争よりビジネスに夢中になる未来が目に浮かぶ。
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