その生中継は10日目に終わりを迎えた。連合赤軍による浅間山荘人質立てこもり事件はついに終結したのだ。この事件が国民に訴えたものは大きい。その後映画化されたり、数々のドラマとなり現代でも受け継がれている。
だから赤軍派や浅間山荘事件と聞いて、日本人で知らない人はまずいない。東大安田講堂占拠事件、革マル派、中核派とすさまじい暴力の時代が流れた。そしてアルカイダによる9.11米国同時多発テロにまで昇り詰める。今日でもその脅威は計り知れない。
平和で民主主義を貫く日本。だが水面下ではテロ組織と公安との熾烈な闘いが続いている。テロはその日本国民が平和ボケしている傍らで起きるのである。今世界で起きているテロのお手本はほとんどが、この日本であることを知る人は少ない。
中東アフガニスタンで多発した自爆攻撃や自動車爆弾は、太平洋戦争で日本軍が編み出した得意戦法である。米国の度肝を抜いたあの「神風特攻」に由来する。ハイジャックや銃乱射事件は、テルアビブ空港銃乱射事件を起こしたあの日本赤軍がお手本だ。そして先日オウム真理教集団は、ヒットラーが開発したサリンという化学兵器を使用したテロのはじまりを作ってしまっている。
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