翔んだ庭の復元事業01

ベント

最大週間風速70mカーヌンに吹き飛ばされた庭の復元事業がやっと始まった首里城復元事業は既に始まっているのに。もうあれから一か月以上も経ってしもうた。その間、土ぼこりは舞い、枯葉や枝は吹き飛び、雑草は伸び放題。飛ばされた防草シートは空高く電柱に張り付いたまま。たまのスコールで庭は水浸しでぬかるみになる

そこに停めた車は泥だらけのタイヤで庭から出るものだから、家から最寄りのスーパーまで車で通った道が泥だらけになる。アスファルト舗装の道を土まみれのオフロードに変える日々が続いた。近所からの苦情も厳しい。面と向かって言うのではなく、発信者がわからぬような姑息な方法で苦情を言って来る。きちんと言ってくれれば事情を説明して、直接本人に謝るのに。

まず役所の住民生活課がやって来た。「近所から複数の苦情が寄せられているので注意して下さい」とのこと。何に注意するのか?ご近所の眼に注意しろとの解釈でいいのかな。それから私は極力、暗くなってから行動を起こすようにした。暗闇では暗視野望遠鏡がなければ、まず確認出来まい。それに寝静まっていればわかるまい。

しかしこの考えはあまかった。しばらくするとパトカーが赤色灯を回転させながらやって来た。近所で事件かな?と思っていたら、なんと私の家の前で止まるではないか。警察が来るのはこれで3回目だ。まずい。これにはびびった。違法植物はもう栽培していないぞ!大丈夫、裁判所が出す捜査令状がなければ家には入れない。そう思い、もう夜だったから寝たふりをして対応しなかった。

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