飼い主はイヌになるのか 2

カガク

②共に過ごす時間的空間の影響(プロセス):長い時間いっしょにいると、似たような生活リズムや表情、反応が生まれることがある。例えば、散歩・食事・トイレなど、日常的なルーティンを守る必要があるため、飼い主生活リズムも自然とイヌに合わせられていく。

イヌと一緒に起き、イヌとともに寝ることになるのだ。いつしか、イヌと同じ時間に食事をし、同じ時間にトイレに行きたくなる。こうして「同化のプロセス」が始まる。ある時、イヌとコミュニケーションを取りたいばっかりに、「ワン、ワン、ワワーン」と飼い主がイヌ語のまねをしてみる。

すると、なんとイヌが片言のイヌ語に反応を示し、答えてくれたのだ。これをきっかけにして、飼い主はイヌ語に集中し、約6ケ月でマスターしてしまう。よく聞く話だ。 ③無意識のミラーリング効果(行動の同調):飼い主はイヌのリズムや反応しぐさ無意識に影響されることがある。

逆にイヌもヒトの表情態度敏感に読み取り模倣することがある(特に感情やエネルギーレベルでは顕著)。こうして、飼い主はイヌに、イヌは飼い主へと風貌だけでなく、内面や性格も似てしまうのである。そして長い年月の末に、とうとう飼い主はイヌになってしまうらしい

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