養蚕 かいこさん 7

コキョウ

教科書によると、「ブラシやはけで表面を擦れ」と書いてあります。しばらくすると、あれよ、あれよ、という間に、糸くずのようなものがからみつくではありませんか。これらを全部手繰り寄せて行くと、やがて1本になりました。これが糸の先端だったのです。

あとは簡単、わりばしに巻き付けていけばいいのです。ところが、これがなかなか終わらない。というか何時間もかかりそうな予感。いったい何メートルあるんだよ。Siriが答えました。「1500m。」 「冗談はよしこさん」「いや、かいこさん」これじゃとてもやっていけません。いったいコクーン何個ゆでたんだよ!

あと9個コクーンが「自分はまだか、まだか」と、鍋の中でプカプカ浮いています。全部で13500m!なんと13km! 何日間かかるのでしょうか。とてもじゃないが人力では無理です。なんという夏休みの理科の宿題!他の科の宿題も山積なのです。「不適切にもほどがある」とは、このことでしょう。

クスリ漬け年金生活者は、さんざん考えたあげく、富岡製糸場方式で行くことに決めました。模型についているマブチモーターに空の糸巻き(木製)を接続しました。いくつものコクーンから同時にシルクを何本も引っ張り出し、その先端を糸巻きにセロテープでくっつけました。かあちゃんにも手伝ってもらいに、台所まで呼びに行きました。

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