バルコニーの防水工事完了後、また電気屋がやって来た。そして何もなかったかのように、淡々と室外機を接続する。試運転も念入りだ。確認まで求められる。室外機を一時保管していた室内も綺麗に拭いていく。やはりプロである。やっとこれで1週間ぶりに暖房が使える。安堵した瞬間だった。
翌日は高圧洗浄車がやって来た。名刺をもらう。高圧洗浄の専門業者らしい。塗装にそなえて、建物全体を高圧洗浄するのだ。窓、通風孔、換気口をすべて閉める。確認後に開始された。洗浄の翌日からは、塗装に備えての養生作業が開始された。
これがたいへんな作業だった。塗装する箇所を残して、あとの場所をビニールで覆うのだ。窓、柱、換気口はもちろん、玄関テラスや犬走り、通路などの路面も養生する。ペンキが落ちて汚さないためである。はっきり言って、塗装自体よりもこの養生作業のほうが日数がかかった。
養生が完了すると建物全体の塗装開始だ。あらかじめ色調はサンプルを見てチョイスしてある。今はやりの「サマルカンドブルー」を求めたが、妻に反対された。そこで何とか妥協案でオーダーした。屋根瓦、軒天上、建物外壁、雨戸、雨どい、すべて色調を指定しなければならない。
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