次の展示機体は日本の航空自衛隊機だ。小松基地第404飛行隊に所属する、空中給油機KC-767である。自衛隊機も複数機このアメリカフェスタに展示されていた。日米共同演習が常態化する中、ある意味当然とも言える。アメリカフェスタのため、わざわざ小松基地から米軍嘉手納基地へ飛来したものだ。
わざわざ来たので、ただ展示するだけでなく、それなりのサービスもあった。機内への案内もあり実際に搭乗することが出来た。搭乗口の前には、長い列が出来ていた。KC-767は、ボーイング社の旅客機B-767-200ERの派生型として開発された、空中給油・輸送機である。
CF6-80C2B6Fターボファンエンジンを2基搭載。推力36000ポンド(16トン)を有し、最大離陸重量186880㎏、最大燃料搭載量72877㎏を誇る。最高速度915km/h、最大航続距離は12200kmにおよぶ。(空中給油用の積載燃料を全て自機に使用した場合)また兵員を輸送する際には、200名が搭乗可能だ。
乗員は3名。2名はパイロットで1名はブームオペレーター。給油システムはフライングブーム方式をとる。オペレーターはロックウエルコリンズ製の遠隔視野システム(RVS)の3Dゴーグルを使用。3D化されたモニター映像を見ながら、ブームを操作出来る。
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