ET-823 ヴィクトリア到着

タビ

アジスアベバ発ドリームライナーET-823便は、現地時間11:45ビクトリアフォールズ空港に着陸した。高度が下がると、緑というよりも、赤茶けた色のアフリカの大地が眼下に広がる。機体のドアが開いた瞬間、カラリと乾いた空気と真っ青な空が迎えてくれた。

遠くに見える平坦なサバンナの地平線赤土の大地が、南部アフリカへの旅の実感を一気に引き上げてくれた。空港はこじんまりとしており、近代的というよりやや素朴で、アフリカらしいあたたかみのある雰囲気が漂う。空港内には、なんとライオン、バッファロー、ヒョウ、チーター、インパラなどの剝製がいた。

それらは、今にも飛びかかるような迫力で展示されている。これらの展示は単なる観光アピールではなく、「ザンビアとジンバブエをまたぐ壮大なサファリの玄関口」として、地域文化や自然の魅力を象徴しているのだ。そう空港に降り立った瞬間から、もうサファリが始まっていた。

荷物を受け取り外に出ると、民族衣装をまとった女性や観光客相手に、ダンスを披露する若者たちが出迎えてくれる。まるでドキュメンタリーの世界に入り込んだかのような感覚。アフリカの大地に、足を踏み入れた、その一歩に心が震えた。 2025年06月21日12:30(日本との時差 -7.0時間)

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