2025年夏。日本全土は40℃を上回る熱波に襲われた。今まで中東やアフリカだけの気温だと思っていたら、いつの間にか日本も中東化してしまったではないか。「地球温暖化の凄まじさを見せつけられる夏」となってしまった。7月30日兵庫県丹波市では日本国内の観測史上最高となる41.2℃を記録した。
同日、京都府福知山市や西脇市でも40℃以上を記録。さらに8月2日には三重県桑名市で40.4℃を記録し、4日以上40℃越えの日々が続いている。日本の大都市の気温は、もうドーハやドバイと大差ないのだ。でも慣れていないからどんどんと死んで行く。中東とちがい、高齢者が多いからみんなすぐに死んでしまう。
この熱波により、7月中、111ヶ所で35℃以上を観測する地点が270以上に達し、全国で10,804人以上が熱中症で搬送された。そして16人以上が不幸にも死亡した。過去に「熱中時代」という時代劇があったが、50年後に現実化してしもうた。萩原流行は死んだが、水谷豊はまだ生きている。
冷房のないインドや中東、アフリカならまだしも、この文明国日本で暑さが原因で死ぬなんて考えられない。少し前なら「暑くて死ぬなんて、気合が足りない」と怒鳴られていただろう。北海道や八甲田で、雪に埋まり寒さで凍え死ぬなら、わからなくもないが…
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