40℃熱波 日本襲来 3

セイカツ

2025年8月05日東京砂漠は現実化しました。なんと関東一円で気温は40℃を軽々と超えたのです。群馬県伊勢崎市では41.8℃を記録してなお更新中です。そして特徴的なのは、特に「室内での熱中症」による死亡例が多発していることです。「室内で亡くなる熱中症」——知られざるメカニズム

熱中症は屋外で起こるという固定観念が根強いですが、実は高齢者を中心に、自宅や施設などの屋内で重症化・死亡するケースが急増しています。その主な原因は、高温多湿の環境下において、体温調節機能が十分に働かなくなることです。高齢者は加齢により皮膚血流量発汗機能が低下しており、暑さに対する感覚も鈍くなっています。

つまり、エアコンを使用しないまま「自分は大丈夫」と思い込み、室内の温度が30℃を超えても対応しないまま過ごしてしまうのです。さらに、脱水も深刻な要因です。暑さでじわじわと水分が失われても、喉の渇きを感じにくく、水分摂取が追いつかないことがあります。

特に独居認知症のある方では、水分補給が十分になされないまま、体温が上昇し意識障害に至ることがあります。室内熱中症は静かに進行し、発見が遅れると致命的になります。室温28℃以上、湿度70%以上は危険ゾーン。エアコンの使用を我慢せず、こまめな水分・塩分補給と、周囲の見守りが何よりの予防です。

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