AMERICA FEST 1

ベント

うちなーアメリカンフェストのつながりは興味深い。限りなく矛盾に満ちている。ないちゃーには理解出来ないことばかり。時たま、お笑いコントの題材にもなったりする。アメリカンフェストは、かつて嘉手納カーニバルと呼ばれていた。その歴史は古く、60年前にさかのぼる。

沖縄が米軍統治下にあった時代からだ。米軍と地元住民の交流、友好の証として、毎年アメリカ独立記念日に盛大に開催されていた。この日ばかりは、ゲートがオープンされ、嘉手納基地が住民に開放される。数々のイベントや子供向け遊具が、この日のためだけに設置される。軍属の子供らと、日本の子供の交流イベントも開かれる。米国本土から有名な歌手やグループが来てコンサートも開く。

また基地の戦闘機ヘリコプター、軍用車両、ミサイルや銃器も展示される。もちろん体験搭乗も出来るし、銃器類は手に取って見ることが出来る。係員が実際に手に持たせて操作法まで教える。米軍基地内だから、実物のミサイルや銃器を展示しても法には触れないのだ。実際に手にしても構わないのだ。ミリタリーマニアにはたまらない。

基地内でも原則日本の法律が適用されるが、日米地位協定により、米軍の公務執行中には適用されない。嘉手納カーニバルは米軍の公務なのか。地域住民との親睦と交流を図ることは、米軍の広報活動において重要な公務とされる。なんとも複雑な日米地位協定である。

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