それでは、なぜこのAMERICA-FEST(KADENA-carnival)がコントの題材となるのか。簡単な話である。前日まで「基地反対!基地反対!」と言って、プラカードを上げて叫んでいたおとう。嘉手納基地を人間の鎖の輪で取り囲んで、抗議した住民たち。フジ系列ほか全国ニュースでも大きく報道された。
ところが、である。翌日の土曜日に開催された嘉手納カーニバルには、なんと、そのおとうやおじいが、孫を連れて遊びに来ていたのだ。地域住民も基地内に招待されて、BBQやフードフェストに舌鼓を打っている。昨日までの、あの赤い基地反対のハチマキやタスキが見当たらない。
今日は打って変わって、迷彩柄のTシャツにGパン、キャップ姿だ。サングラスをかけて、孫と一緒にコーラ片手にリブステーキにかじりつく。一夜にしてアメリカナイズされている。この変貌の早さはなにか。それとも、沖縄人は二重人格なのか?新聞や嘉手納町も大きな行事の一環として、つい最近まで大々的に広報していた。
最近は報道機関も「一貫性に欠ける」と広報を自粛はしてはいるが、人気は変わらない。今年も基地に向かうゲート周辺で大渋滞が起きた。さらにYou-tubeのレポートも凄まじい。騒音のひどいF-35Aや事故が続発しているオスプレイ。そして今年から嘉手納配備の決まった無人機MQ-9 REAPERのエリアの人だかりが凄かった。
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