ET-673便は定刻より遅れて22:35成田発。34L滑走路を使用し翔んだ。まず北向きに進み高度を上げる。しばらく北上した後、SIDに基づき、右旋回していったん千葉県上空を南下した。さらに右旋回して、ほぼ1回転して北上、埼玉を目指した。そして大宮駅上空で西に針路をとって、山岳地帯へと消えた。
このころ機内ではウエルカムドリンクが提供されていた。シャンパンとオレンジジュースから選べる。座席は2-2-2配列で全席フルフラット。機内は落ち着いた雰囲気で、クルーの英語も明快、丁寧なサービスが印象的だった。ET-673便は山岳地帯をぬけ、長野県の茅野上空へ。さらに中央アルプスを越える。
そして福井県を横断し、若狭湾へとぬけた。インチョンまであっという間だ。機体・座席はそのままだが、給油や出発準備が整うまで、待合室待機となった。エチオピア航空は、乗客需要をまとめて搭載効率をあげるため、ハブ空港インチョン経由としているのだ。さらに、成田-韓国間の航空需要も取り込める。
ここは、他の航空会社と比べて運賃が安いと定評がある。それには、さまざまな工夫があるようだ。さらにエチオピア航空は国営航空会社であるため、目先の利益よりも、国家の戦略(アフリカのハブ化)を重視しているのだ。利益率を多少下げてでも、世界中のアフリカ路線を維持・拡大しようという狙いもある。機材もB-787・777など最新鋭で燃費効率に優れたものを使用している。
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