F-15C EAGLE

ベント

次の展示機は奇跡だった。2024年末ですべて嘉手納基地から退役したはずの、幻の名機に会うことが出来たのだ。嘉手納基地第67戦闘飛行隊に所属するF-15C EAGLEだ。嘉手納基地所属のF-15C/Dは、2024年末で全機退役となったはずなので、今回展示されていた機は、意外だった。

F-15CF-4の後継機として、マクドネル・ダグラス社が開発した第4世代ジェット戦闘機である。チタンを多用して軽量化した機体に、大出力のプラット・アンド・ホイットニー社製F100-PW-220ターボファンエンジンを2基搭載し、高い格闘能力を持つ。

さらに高出力パルスドップラー・レーダーと中射程空対空ミサイルの運用能力も併せ持ち、遠近の空対空戦闘に対応可能となっている。乗員1名(2名)、最高速度マッハ2.3(3087km/h)航続距離は4815㎞におよぶ。武装はM61A1 20㎜バルカン砲AIM-9サイドワインダーAIM-7スパローAIM-120AMRAAM

そしてクラスター爆弾をも搭載する。今までは最強の戦闘機だったが、第5世代戦闘機の登場により、一線から離れることとなった。退役した機体は基本スクラップになるか、アメリカ本土まで飛んで行って部品取りになる可能性もある。まだまだ現役で飛んでほしい、愛着のある戦闘機だった。残念である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました