F-16C FIGHTING FALCON

ベント

つぎの展示機体はF-16 ファイティングファルコン。近年ウクライナ空軍に供与されたことで有名な機体だ。ファルコンとはを意味する。かつて日本国にも同じ名称の戦闘機が存在し、零戦とともに闘った。その志を継いだものとされる。機動性に優れた、コンパクトな第4世代多機能戦闘機だ。

そのコストパフォーマンス汎用性の高さから、世界中で採用されている。導入国は25ヶ国以上、製造数は4600機以上と群を抜く数字だ。展示されていた機体は、サウスカロライナ州ショー空軍基地の第77戦闘飛行隊に所属する1機だ。ジェネラル・ダイナミクス社(現ロッキード・マーチン社)が開発。

大型化したLERX(ストレーキ・フィン)および胴体と翼を一体で成形する、ブレンデッドウイングボディを採用し、さらにフライ・バイ・ワイヤを搭載するなど、当時の革新的技術を積極的に採用した。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー社のF100、または進化したゼネラル・エレクトロニクス社のF110を1基搭載。

単発エンジンのため、比較的低価格で導入、運用しやすい。乗員1名、最大速度マッハ2.02航続距離4200㎞M61A1 20mmバルカン砲を固定武装とし、6個のハードポイントを装備。空対空ミサイルAIM-120 AMRAAMAIM-9を搭載可能。さらに無誘導爆弾クラスター爆弾レーザー誘導弾ロケット弾などを搭載出来る。

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