KC-135R/T STRATOTANKER

ベント

次の展示機体は、ジェットエンジン4基搭載の大型機である。オハイオ州の空軍州兵に所属するKC-135Rストラトタンカーだ。日本では考えられないが、アメリカでは州ごとに構成される、州兵と言う組織が存在している。ではなぜ、アメリカ本土オハイオ州の州兵が日本にいるのか。

それは「地域安全保障パッケージ」というプログラムのひとつで、嘉手納基地には数か月おきに、他の基地から部隊が来て、「暫定配備」という形で訓練を行うことになっているからだ。動力源はゼネラル・エレクトリック社サフラン社が開発した、CFMインターナショナルF108-CF-100高バイパス・ターボファンエンジンを4基搭載する。

KC-135Rストラトタンカーは米空軍の空中給油の中核を担っている。世界のどこへでも到達出来る(グローバルリーチ)という、空軍の主要任務達成の要となる機体だ。 乗員3名(パイロット2名・ブームオペレーター1名)で最高速度マッハ0.9(933km/h)で飛ぶ。

自機の最大航続距離フェリー航続距離)は17727㎞におよぶ。地球の裏側まで無給油で飛べる。嘉手納からだと、南米ブラジルやアルゼンチンあたりまでだ。最大燃料搭載量90.7tにおよび、最新鋭戦闘機F-3511機満タンにすることが出来る。自国機だけでなく、同盟国の航空機への空中給油支援も行っている。

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