ブレイキング

上空11582mで幽体離脱

人間が最も幽体離脱しやすい高度は上空11582mで対地速度は時速1000kmであることが量子力学的にわかって来ている。その高度になんと要介護4で092歳が挑戦したのである。そして離脱後ロフテッド軌道で飛翔する距離は1687km 2時間30分...
タビ

ウユニ塩湖と年金生活者

ここまで来たら呼吸が苦しくても、頑張ってウユニ塩湖まで足を運ぼう。昔なつかしいポカリスエットのCMでおなじみだ。標高3700mにある岐阜県と同じ位の広さの塩湖だ。天空が湖面に反射して、どっちが上か下かわからなくなるので有名な湖だ。だけどなぜ...
タビ

抹消されるクスリ漬け年金生活者

国が違えばなんでも出来る。南米某国では、大手の麻薬密売組織が警察を買収してやりたい放題との話も聞く。また国が貧しいため政府が国家予算調達のために、麻薬の製造を奨励しているところもある。まあ法律は国が決めるから、何が違法かは国次第ということ。...
タビ

マチュピチュとブツ

マチュピチュ駅に降り立つとなぜか一度来たような風景に感じられる。マチュピチュ駅周辺はまさに日本の温泉街。実際温泉にも入れる。なぜかってマチュピチュの街は日本人が作ったんだから納得。インカ帝国への入口の街を日本人が作ったなんて驚きである。駅前...
タビ

チチカカ湖に捧ぐ年金生活者

クスリ漬け年金生活者はチチカカ湖を目の前にして体力の限界を向かえていた。呼吸が苦しい。酸素がないのだ。プーノまではなんとかたどり着いたが、そこから船着き場まで歩けない。全世界からやって来た年金生活者も同じ運命をたどるようだ。なんせ標高が富士...
タビ

ナスカと年金生活者

リマから400キロは走ったか。あたりは荒涼とした乾燥大地にかわる。大型トレーラーが土煙を上げてすれ違う。遠くに小高い丘が見えるが、それ以外何も存在しない。緑はない。木々も草もない。砂漠のような大地。その一角に小型機専用の飛行場がポツンとある...
タビ

エーゲ海に捧ぐ年金生活者

エーゲ海で泳ぐために世界中の年金生活者が殺到する。死ぬ前にどうしても浮いておきたいらしい。だったら隣の「死海」の方が浮きやすいんじゃないかい。でも縁起をかついでこっちに来る。みんな「エーゲ海に捧ぐ」の時代か。私も例外ではなかった。ボスポラス...
タビ

ダージマハルと年金生活者

年金生活者は汗だくでアグラ城をめざしていた。10月でもインドは暑い。ペットボトルの貴重な水を飲まずに頭からかぶる。そういえばカトマンズのトリブバン国際空港も暑かった。エベレストへの登山客でごった返していたからか。もしかしたらエベレストも今は...
タビ

不時着した年金生活者

気球はバーナーを再び点火して高度を保つ。地上の木々に接触しないように。地上のスタッフと無線でやり取りが続いている。向こうもこちらを探しているようだ。その間も気球は横風にゆっくりと流されて行く。やはり一度幽体離脱してしまうと、もとにもどるのは...
タビ

幽体離脱した年金生活者

トルコの大地がだんだん遠ざかる。予報通りの無風状態。ゆっくりと気球は垂直に上昇して行く。地上で手を振っていたスタッフが米粒となった。バーナーを小刻みに噴射して、スタッフは上昇速度を調整している。まわりを見回すと、カッパドギアの空を埋め突くす...