それでは、アメリカフェスタ展示車両を見て行こう。入場ゲートに近い順から紹介する。入ってすぐ右手に展示してあったのが、地対空誘導弾パトリオットミサイル搭載車両。展開する迎撃システムの一部車両だ。迷彩色でド迫力のある12輪車両だ。航空自衛隊那覇基地所属の一基と思われる。
ここ沖縄は、絶えず北朝鮮からの弾道ミサイルにさらされている。北朝鮮に大陸間弾道弾の発射の兆候があると、那覇、石垣、宮古に展開。迎撃態勢をとる。米軍コブラボールとの連携も欠かせない。去年は何回、空襲警報(Jアラート)にたたき起こされたことだろう。
そこら中のスマホが鳴り出し、村の防災行政無線のスピーカーからサイレンが鳴り響く。太平洋戦争当時の空襲警報を思い出す。あの時はラジオで米軍爆撃機の位置を知らせたが、今はテレビだ。NHKではニュース速報が流れ、住民に地下への避難を呼びかける。
だが、沖縄に地下街などない。だから逃げ場などないのだ。ただただ、PAC-3にすがるのみである。イージス艦が大気圏外においてSM3で迎撃出来なかった場合、このPAC-3が着弾まえに、大気圏内で弾頭を打ち落とす。果たして信用できるのか。村役場では去年から、村民に防空頭巾を配り始めている。
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