Rio-de-janeiro 1

タビ

世界一美しい書店エル・アテネオと、夫人の眠るレコレータ墓地を後にして、ゴルゴ航空7657便は一路リオデジャネイロを目指した。約3時間のフライトである。夕暮れ近い15:00にはリオに無事到着した。空港から夜景を見にボン・デ・アスーカルに直行する。ロープーウエイに多人種・多国籍・多宗教で乗り込むのだ。

今回は騒がしい中国系がいなくてホッとした。しかしカーニバルも負けじと騒がしいぞ。頂上では地元バンドが、なんとドラゴンパーティをやっているではないか。スモークが立ちこめ、一歩先も見えない。群衆が踊り狂っている。アンプ重低音が響く。前に進めない。会話も出来ない。

フラッシュライト閃光が行く手を遮る。現地ガイドを見失ってしもうた。急ごうにも決起した群衆が邪魔をしている。頼りは、旅行ガイドホンの音声だけだ。それも突然ポツリと途絶えてしまった。ボン・デ・アスカールの頂で孤立した。

“Priority!  Priority!”とガイドが必死に叫んでいたのを覚えている。現地では65歳以上最優先戒律があると言っていた。そうだ先頭だ。列の先頭まで行き、下りのロープーウエイ乗り場で待つ。15分位してツアーコンダクターがやって来た。「勝手に先に行かないで下さい。さんざん探しましたよ」と怒られた。

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