Rio-de-janeiro 4

タビ

イパネマ高級商店街を散策する。いろいろな専門店が軒を連ねる。社長ファーマシーに入った。奥さんが言った。「海外ではいつもクスリを買うんです。日本では手に入らないものが安く買えるとかで…」おいおい何を買うんだ。薬品会社社長がわざわざ海外まで来て買う薬物とは何だ。

てっきりオピオイド系薬物を入手するものだと興味がそそられたが、しょぼいことに降圧剤を大量に買っていた。「ただみたいに安い。処方箋もいらない」と満足気に言っていた。ビジネスクラスで旅行に来て、安いものを買い求める。どうもつじつまが合わない行動である。のせいか。

地球の裏側まで来たんだから、せっかくなら男らしくオピオイドくらい買って帰れ」とも思ったが、薬品会社の社長という立場上、危ない橋は渡れないということか。クスリ漬け年金生活者抗生剤を大量に買って帰ろうかとも思ったが、ブラジル産ではちょっと不安なので諦めた。

ここに来てバニラ爺がごね始めた。「歩くのが疲れた。早くバスを回せ」とツアーコンダクターに迫った。現地ガイドは、時間いっぱいリオの街並みを紹介すると意欲満々だ。バニラ爺には商店街の散策など全く興味がないのだ。「目的もなく歩くのはやめてくれ!」と繰り返した。やがてバスが来た。3人別行動となった。

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