T-4 BLUE IMPULSE

ベント

次に展示されていたのは、懐かしいというかレトロ感あふれる機体。航空自衛隊那覇基地第304飛行隊に所属している、ジェット練習機T-4である。初飛行から40年も経過するが、まだまだ現役というから凄い。川崎重工業が開発した、純国産機である。

その雄姿はブルーインパルスの展示飛行でもおなじみで、ひろく国民に愛されている飛行機だ。本来の目的は、航空自衛隊においてプロペラ機による初等訓練を終えたパイロットが、つづいて訓練するための中等練習機として用いられている。1988年から量産が開始された。

航空自衛隊南西航空方面隊第9航空団第304飛行隊においては、那覇基地において、T-4連絡機として運用している。石川島播磨重工業社製F3-IHI-30Bターボファンエンジンを2基搭載。最高速度はマッハ0.9(1036km/h)におよぶ。乗員2名で後部座席に教官が乗る。

最大離陸重量7500㎏。 航続距離は1297㎞(700海里)。フェリー飛行時の航続距離は、増槽2基搭載で1668㎞(900海里)。離陸滑走距離は655m。着陸滑走距離は704m。練習機であるため、固定武装はしていない。2024年4月の日米首脳会談で、T-4の後継機を日米で共同開発することが決まった。

追記:新田原基地所属の航空自衛隊練習機T-4が2025年5月14日入鹿池墜落隊員2名死亡したのは、記憶に新しい。

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