バンクーバー国際空港には、現地時間で14:45に着いた。定刻より1時間遅れである。どんよりとした空模様。外は小雨が降っていた。1月のバンクーバー国際空港は、冬の静けさと国際都市らしい活気が同居する不思議な空間だった。極寒を想像していたが、気温は東京と同じ、4℃。
空港内は暖かく、木材を多用したカナダらしい内装が、どこか落ち着きを与えてくれた。1月初旬でこの気温ならば、暖かいほうだ。ここで約7時間、乗り継ぎ便のエア・カナダAC-8480便を待つ。とは言っても、カナダへの入国審査や、預け荷物の受け取りと税関検査などを済ませると、それほど長いとは感じなかった。
今夜は、イエローナイフ空港からオーロラ鑑賞サイトに直行するから、体力を温存しておこうとも思ったが、空港内をゆっくりと歩いてみた。カフェでは大きなマグカップに注がれたコーヒーを手に、行き交う旅行者を眺める。欧米からの家族連れ、極北を目指すアウトドア風の人々、日本語が混じる声も聞こえ、ここが北米と世界をつなぐハブ空港であることを実感した。
そしてAC-8480便への搭乗が開始された。スマートで細い機体。いかにも速そうだ。乗客は満席だ。さすがイエローナイフ直行便だけある。細い機体なので座席は横に4席しかない。その真ん中の通路を、巨体の男、いやただ一人のキャビンアテンダントがノッシノッシと歩く。21:40小雪にかわったバンクーバーを後にした。

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