YELLOW KNIFE 09

タビ

ツアー客をバスに残し、現地ガイドが山小屋に向かう。周囲にクマがいないことを確認し、発電機を回す。暗闇にオレンジ色の電灯がともった。ツアー客らは、山小屋に移動する。焚き木に火をつける。暖房はただの薪ストーブのみだ。セントラルヒーティングエアコンなどない。

まさに人里離れた電気の来ていない山小屋だ。やはりマングースの防寒具がここでも役に立った。しかし、さすがに-27℃の寒さはこたえる。長時間の戸外での観測は、寒さとの闘いとなった。山小屋で暖をとりながら、「オーロラ発生」の一声を待った。

しかし、今日も曇り空、小雪が舞う。あまり期待出来ない。やがて日をまたいだ。01:30ころか、現地ガイドが叫んだ。「今、オーロラが出ました。」その声に、山小屋にいた人たちが、いっせいに走り出る。「私達の山小屋の真上です!縦方向に1本の緑色の線です!」。

みんな、ワイワイ、ガヤガヤしはじめた。中には歓声をあげている人もいる。しかし、私には何も見えない。指さす方向を見ても、何も見えないのだ。薄っすらと雲の帯にしか見えない。近視の人には見えないのか。なんと不公平な。するとガイドの声が。「よく見えない人は、スマホ撮影してください。肉眼よりもはっきりと見えます」。

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