年金生活者 台湾有事視察へ

タビ

クスリ漬け年金生活者は国境を超えるだけでも大量の薬物と旅行用小型CPAPが必要だ。国により電圧も違うから変圧器も必須である。だから有事視察も命懸けである。さらに空港の保安検査場では必ず別室に連れて行かれる。小型CPAPが手荷物検査でひっかかり、さらに体内に埋め込まれているチタン製合金金属探知機にけたたましく反応するのだ。

最初は「Artificial Joint」と説明して来たが、相手はそれでも疑うので、次からは黙秘することとした。「I don’t know」誰も自分の身体障害を公にしたくないのは当然ではないか。ましてやツアー客や同僚の前で。それをあえて隠さず打ち明けているのに、保安検査員の対応はひどいものである。プライバシーへの配慮もなにもない。人工関節の証明書を出しても見ようともしない。

何とか日本から出国は出来たが、入国でまた問題が発生。入国審査の際、両手とも指紋認証が出来ないというのである。桃園国際空港の器械の精度が悪いのだ。こちらも別室での対応だ。たまたま口内炎を起こしていたので空港の化粧室でに軟こうを塗布していた。この時右手だけでは患部にとどかず左手も使用した。これが意図的行為と誤解されたのだ。中国の秘密工作員と疑われたのだ。

空港は厳戒態勢である。有事の際はここ桃園国際空港が真っ先に標的にされると予測されていてみんなピリピリしているのがわかる。台湾の徴兵制はつい最近まで2か月だったが、去年からなんと1年に延長されている。戦争がより現実味を帯びて来ているのがわかる。来年1月には台湾総統選が予定され民進党がそのまま政権を維持するか、親中派の国民党が取って代わるかが、有事になるかの一つの正念場であると予想されている。

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