先日我が耳を疑う事実が報道された。沖縄県の玉城知事がスイスのジュネーブで開催されている国連人権理事会で声明を発表した。「米軍基地が集中し、意思決定への平等な参加が阻害されている沖縄の状況を世界中から関心を持ってみてほしい」と訴えたのである。
日本政府が辺野古新基地に関し「県民投票という民主主義の手続きで明確に反対という民意が示された」と説明した。にもかかわらず、日本政府は司法と結託し沖縄県の訴えを裁判所は退け強制的に建設を進めている。もう沖縄県民の人権はないに等しい。日本政府はアメリカに忖度して言いなりだから、知事は全世界に訴えたのである。沖縄県民の代表として素晴らしい知事である。
我が耳を疑ったのは、直後日本政府が信じられない行動をとったことである。玉城知事の声明発表直後、日本政府代表の塩田嵩弘公使参事官が反論発言をして、知事の発言をすべて否定したのだ。彼は何者か!何の権利があるのか。沖縄県民の声を何だと思っているのか。日本政府はそこまでするのか!
沖縄からはるばるスイスまで行って県民の声を代表して発言した玉城知事の行動を台無しにした。日本政府のこの行為に沖縄県民のみならず、良識ある日本国民は疑問を通り越して怒りさえ感じているのではないだろうか。国民の民意をひねりつぶす日本政府。それも全世界が見ている中で。みっともない。となりの中国以上のやり方である。日本政府はもう信じられない。
コメント