理由は次の日の早朝にわかる。雲海テラスに4:00から登頂するのだ。登ると言ってもバスで麓まで行き、そこからロープウェイに乗る。両足はほとんど使わない。クスリ漬け年金生活者は朝が早いから4:00は普通だ。みんな我先にと、やって来た。5月と言えども北海道はまだ寒い。先週には雪が降ったそうな。
ダウンジャケットに身を包み、ロープウェイに乗る。あっという間に空中高く上がる。眼下には、白樺の林が一面に広がる。一気に山頂を目指す。何匹も野生のエゾシカが、白樺の林に見えた。「そうか昨夜食べたエゾシカのプレミアムステーキはこれだったのか」美味かった。肉が地上を走っているのが見えた。
山頂に着いたぞ。360度、パノラマの視界が広がる。晴天だ。遠くの山々が朝日を浴びて輝きだす。雲ははるか上空だ。残念だが、これでは雲海は発生しない。あたり一面何も見えず、視界ゼロの雲海に包まれるからこそ「雲海テラス」なのだ。きょうは、なんと「運開テラス」となった模様だ。まあいいか。
「運開テラス」のご利益を十分享受する。その後、山を下りて朝食ブッフェの開店を待つ列に並んだ。こちらも大混雑だ。全国各地からのツアー客で満席状態。朝食会場は2会場もあるのだが。大盛況だった。しかし何を食べたか覚えていない。まあいいか。集合時間まで、まだ大丈夫だ。
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