裏街道のススメ 3

シゴト

ところがである。彼らは政治に対してはなぜか鋭敏である。筋書通りだと、競争には全く無関心総選挙にも行かないはずだが。私が知っている限り、彼らは例外なく全員行く。それも混雑を避け、時間の浪費という自己犠牲を最低限にするために、理由をつけて期日前投票を活用するのだ。

彼らの深層心理はなにか。日本の深い闇が見える。恐るべきことに、彼らは全候補者の政策方針・これまでの成果・信頼できる人物か否かをすべて分析していた。彼らの一人が言った。「この勝負はスポーツやオリンピック、野球のような意味のない娯楽の勝負とは違い、命のかかった勝負だからだ。」

真実味が伝わって来る。要するに、これは彼ら自身の命を左右する勝負だと言うことだ。他人事には関心はないが、これは紛れもなく自分事なのである。賢い。「動かざる時」と、「動くべき時」を賢明に把握しているのである。さすが、結晶性知能のなすべき技である。

後期高齢者の医療費窓口負担2割への負担増、前期高齢者の3割への負担増。さらに介護自己負担額2割への改悪案。遺族年金の切り捨て決定。そして究極の独身税の導入。増税、増税のこの日本。集めた税金は、一部の高級国民の懐のみを潤す。裏金献金には税金すらかからない。道を正すには、自分たちしかいないのだ。

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