植物と光が融合することで、ここまで幻想的になるのかと驚かされる。南国特有の木々がライトアップされることで、躍動感に満ちあふれ、本土では味わえない異国感が生まれる。南洋開発の歴史は古い。遡ること1968年。台湾・花蓮出身の李堅(日本名:大林正宗)氏が「大林農園」としてスタートしたのだ。
1981年には第1号の博物館相当施設に指定され、異国情緒あふれる熱帯系植物園として人気の観光施設となり、ピーク時には年間120万人以上の入場者を記録している。大林氏はつづく1983年にはサボテン王国「ひめゆりパーク」を開設している。しかし順調だった経営にも陰りが見え始める。
時代の変化とともに観光スタイルが変わり、入園者数が減少。施設の老朽化や経営面の課題も重なり、2010年12月には、ついに休園へと追い込まれてしまう。しかし、島の住民は黙ってはいなかった。長年親しまれてきた施設だけに、「このまま閉園してしまうのでは……」という声が全島に広がった。
そして2011年7月6日、タピック社が経営を引き継ぎリニューアルオープンさせたのである。この時から、時代の波に乗りイルミネーション事業も開始されている。この会社の最大の特徴は、単なる「植物園」の枠にとどまらない、総合エンターテインメント性にある。

コメント