それでは新幹線車内の座席の100V給電(サービス電源)も、デッドラインを超えると周波数が変わるのか? 実はそうではない。一定の周波数(主に60Hz)が維持される。これは架線からの交流電流(25,000V)を主変圧器で、1,500~2,000Vに変える。
さらにコンバーターを通して直流電圧2,600Vに変換する。さらにVVVF(Variable Voltage Variable Frequency=可変電圧・可変周波数)を用いて三相交流電源2,000V程度まで変換してモーターを動かす。車内給電ではさらに補助電源装置で100Vの交流に変換して給電している。
やがて「長野新幹線」の名称がなくなる日がやって来る。2015年3月14日に長野〜金沢間が延伸開業すると、旅客案内でも全線を北陸新幹線と呼ぶようになる。これにより「長野新幹線」は公式な案内名称としては使われなくなり、現在は1997年から2015年までの、東京〜長野間先行開業区間を指す歴史的な呼称として扱われている。
現在の東京〜長野間は北陸新幹線の一部として、あさまのほか、はくたか・かがやき・つるぎ(一部区間)などの列車が走る重要な幹線となっている。先行開業区間として培われたインフラは、首都圏と信州・北陸地方を結ぶ大動脈として引き続き重要な役割を果たしているのだ。

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