2026-07

タビ

追憶碓氷峠 18

一方、発電ブレーキなら、①自分の抵抗器で熱に変える ②外部条件に左右されない 以上のことからもっとも確実で安全な方法である。なぜ発電ブレーキがこれほどまでに、碓氷峠で重要だったのか? それは、軽井沢→横川は約11kmにわたる急な下り坂だ。も...
タビ

追憶碓氷峠 17

「①発電ブレーキ」とは何か? 発電ブレーキとは、EF63の場合通常は、㋑電気を流す ㋺モーターが回る ㋩車輪が回る となる。ところが下り坂では逆に、㋑車輪が回る ㋺モーターが回される ㋩発電機になる のだ。すると発電するための抵抗が生まれ、...
タビ

追憶碓氷峠 16

その峠のシェルパとして開発されたのが、EF63である。EF63の開発秘話は、日本の鉄道技術者たちが「碓氷峠の安全」を守るために挑んだ物語そのものなのだ。発端は「アプト式の限界」にあった。碓氷峠は1893年(明治26年)の開通以来、ラックレー...
タビ

追憶碓氷峠 15

実はEF63の本当の価値は、「引っ張る力」だけではない。むしろ、①下り坂抑速 ②空転防止 ③非常時停止保持 ④暴走防止 の安全側にあったのだ。つまりEF63は、“巨大ブレーキ付き補助機関車”でもあったのである。だから189系「あさま」も特別...
タビ

追憶碓氷峠 14

それでは、189系「あさま」単独の出力はどれくらいなのか? 189系はMT比6M5Tの11両編成が基本だった。つまり11両編成のうちの電動車は6両だ。各電動車に主電動機4基ずつある。合計で24基のモーターを搭載する。主電動機出力は1基あたり...