追憶碓氷峠 21

タビ

EF63の各車輪には、①ブレーキシリンダー ②テコ装置 ③制輪子(ブレーキシュー) が取り付けられている。各車両にも同様の装置が設置されている。ただ、後期の189系あさまは一部ディスクブレーキも採用されている。作動のしくみはこうだ。

運転士がブレーキ弁を操作すると、ブレーキ管の空気が抜ける。各車両には三動弁(さんどうべん)(後年は中継弁など)が付いている。これが「ブレーキ管の圧力が下がった!」と感知。すると各車両が持っている補助空気ダメから、圧縮空気ブレーキシリンダーに入る。

ブレーキシリンダーはテコを介して、制輪子(ブレーキシュー)を直接車輪へ押し付ける。これで列車を制動出来るのだ。ではなぜ車輪を直接こするのか?それは、①構造が簡単 ②整備しやすい ③強力な制動力 が得られるためだ。このような利点から、当時は踏面ブレーキが主流であった。

ただし欠点もある。それは、①車輪が摩耗する ②熱が車輪に伝わる ③高速域では不利  などである。さらに、もし金属の車輪金属のブレーキシューを押し付けると、たいへんなことになる。それは、①車輪が傷だらけになる ②摩耗が激しい ③火花が大量に出る などである。

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