次にイエローナイフ(ノースウエスト準州)の オーロラ観光が地域経済にもたらしている経済規模 について、最新の統計や報告をもとに分析する。まず、ノースウェスト準州全体の観光業全体の支出(Visitor Spending)は、年間で約2〜3億ドル規模に達している。これは州内経済にとって重要な産業の一つとなっている。
その中でオーロラ観光は、観光客支出の中でも最大のカテゴリーで、総観光支出の約30%超(およそ5,000万ドル前後)の経済効果を生んで来た。(2016〜2017年度) 近年の傾向としては、2019〜2020年頃には、約 117,000人の訪問者があり、そのうち約1/3がオーロラ目的の旅行者であった。
世界全体の「オーロラ観光市場」を見ると、2023年で約 8億4,450万米ドル(約1,200億円弱)と評価されており、2033年までに 20億9,900万米ドル(約3,000億円超)まで成長する予測もある。それでは、なぜオーロラ観光が重要なのか? それは ①観光支出が地域経済に直接寄与すること→ 宿泊・飲食・ツアー・交通など幅広い業種の収入に直結する。
②冬季観光の稼ぎ頭→ 冬は鉱業や公共部門以外での大きな収入源となり、観光が冬季経済の基盤になることもある。 ③国際的プロモーション効果→ 欧米・アジア(日本・韓国・中国など)から訪問者が来ることで、地元の中小企業やサービス産業にも収益が波及するのだ。

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