ブレイキング

日本政府よ、恥を知れ 1

先日我が耳を疑う事実が報道された。沖縄県の玉城知事がスイスのジュネーブで開催されている国連人権理事会で声明を発表した。「米軍基地が集中し、意思決定への平等な参加が阻害されている沖縄の状況を世界中から関心を持ってみてほしい」と訴えたのである。...
プライベートビーチ

年金生活者と魔海の爪痕

焦っていた。だんだん意識が遠のいていく。意識がしっかりしているうちに到着しないと。しかし豪雨で大渋滞。前の車が全然進まない。ブレーキを踏むのが遅れて、何度か前の車にギリギリまで接近しすぎてしまった。それに腹を立てた前の車がわざとノロノロ運転...
プライベートビーチ

年金生活者ベースキャンプへ

早速家族へ電話をかける。「無事に車まで戻ったから、海保には連絡しなくていいからね」まだ息をきらしながら話した。「ハア? ハア?」妻は全く事情を理解していないようだった。そこで、雨のなか一晩ビーチで夜を明かしたことを話した。服を着てハンドルは...
プライベートビーチ

年金生活者ジープへ

登り坂がきつい。雨でぬかっている。永遠と続くように感じた。心臓がドキドキして止まらない。いや止まったら困る。呼吸がゼイゼイして苦しい。体力は限界に来ていた。上まで登りきれるのか。通常なら15分程度の道をなんと1時間近くかけてはい登った。なん...
プライベートビーチ

年金生活者 再上陸

まだ油断は出来ない。ビーチまで岩場が続くからだ。岩の直下では大波が轟音とともの砕け散っている。水しぶきが全身にかかる。時間の経過とともに、確実に潮が満ちて来ているのがわかった。ここまで来て、滑って海中に落ちたら命の保証はない。ゆっくりゆっく...
プライベートビーチ

年金生活者とエントリーのビーチ

慎重に少しずつ前進する。突然岩穴から何十匹ものカニが走り出て来る。まちがって踏みでもしたら、足が滑って海中に転落する。やっと止まっていた手の傷からまた出血し出した。必死で岩を握っているからだ。しばらく行くと、案の定、岩が途切れている。次の岩...
プライベートビーチ

年金生活者魔海からの脱出

9:30なんと、はるか沖の彼方に米粒くらいの定期船が見えた。遠くで点のようにしか見えないが、北へと進んで行く。私は浜に出て大きく手を振り続けた。双眼鏡でこちらを見てくれたら発見される。そんな距離だった。約10分間だっただろうか。船は針路を変...
プライベートビーチ

年金生活者の決断

8:00船は見えない。この波高では遊漁船も出港しないかもしれない。決断すべき干潮時刻の10:00まであと2時間を切った。でもこの波では無理だ。勝ち目は全然ない。この時点では、まず海には入れないと思えた。私は砂浜にすわり、落ちていたプラスチッ...
プライベートビーチ

年金生活者と明けた魔のビーチ

でも真水だ。海水ではない。やはり神からのプレゼントか。とっさにそう思った。しかし、今後のことを考えると2口から3口しか飲む気にならなかった。もったいないからだ。魔のプライベートビーチは明けた。そして、その全貌を見せた。何ということか。昨日の...
プライベートビーチ

年金生活者と低体温症

ブーツの中は一晩中海水が入ったままだ。チャポチャポ音がする。足先が冷たい。幸い、夜間大雨になることはなかった。いや実際は降っていたのかもしれないが、密林の中なので、しのげたのかもしれない。でも時々、ビタビタビタっと、大きな水の塊が落ちて来て...