14:10当日登録でゲットした日本館へ入場する。ここには、少し並んだ記憶がある。日本館のテーマは「循環 いのちと、いのちの、あいだに」。生命・自然・テクノロジーの調和を通して、次世代へ希望を託す、という壮大なメッセージが込められていた。建物の外観は、木材を巧みに組み合わせた美しい格子構造。
まるで「未来の神社」のような静かな気品が漂う。内部では、四季折々の自然の映像と、環境再生の最新技術を融合した展示が続き、日本が大切にしてきた“自然と共に生きる心”が丁寧に表現されていた。砂時計が美しく輝いている。印象的だったのは、体験型の映像シアター。
大画面いっぱいに広がる森や海の映像の中で、来場者の動きに反応して花が咲いたり、水が波紋を描いたりする。まるで自分自身が地球の一部になったような感覚に包まれ、思わず立ち止まって見入ってしまった。そして、ひときわ人気を集めていたのが、未来を案内してくれる「ドラえもん」。
あの丸いフォルムでスクリーンの中から登場し、「みんなで未来をつくろう！」と呼びかける姿がなんとも可愛らしい。子どもだけでなく大人たちの顔にも笑顔がこぼれ、会場全体が一瞬で温かい空気に包まれた。最先端技術と伝統技術が見事に共存する日本館は、まさに「心で感じる未来」そのものだった。
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