それでは、仮に横川駅ができた場合、経済効果はどの程度予測出来たのか? それは ① 安中市西部の人口流出抑制 ②観光客増加 ③駅周辺開発 ④鉄道文化むらとの相乗効果 である。もし1997年に、「横川新幹線駅+碓氷峠観光鉄道」を組み合わせていたら、最も現実的だった未来は、どうか。
横川は、第二の軽井沢ではなく、『鉄道と自然を楽しむ群馬県西部の観光拠点』になった可能性がある。軽井沢の成功は、「新幹線駅があったから」ではなく、軽井沢という100年以上育った観光ブランドに、新幹線が乗ったから成功したのである。
横川の場合、新幹線駅があれば、現在よりは確実に恩恵を受けたと予測出来る。。しかし、軽井沢と同じリゾート都市になるよりは、「碓氷峠鉄道遺産を核にした観光都市」、になる可能性の方が高かったと思われる。しかし、政府はその予算を出し渋り、その予算を防衛費に充て、F35-Bを1機余計に買ったのである。
これは、後世に残る悲惨な過ちとしか言えない。横川周辺の人々には、屈辱の現実だったことだろう。政府から見放され、過疎化に拍車がかかった。横川市民の人口の変化(坂本地区)を見ると、1995年に約1,213人 → 2020年550人と、ほぼ半分まで減少した。文字通り、二人に一人が街を出て行ったのである。

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