この群を抜く静けさが、グランクラスでも一役買っているのだ。さらにアルミダブルスキン構造では、巨大な中空材を横に並べて溶接している。その中を、電線・制御ケーブル・空調ダクトなどが通っている。つまり、車体自体が配線・配管スペースにもなっているのだ。
つぎに、FSW溶接接合について見て行こう。FSWとは摩擦撹拌接合と呼ばれる溶接方法だ。今まではアーク溶接が主流だった。アーク溶接とは、電気の火花(アーク放電)の熱で金属を溶かしてつなぐ方法である。主な種類として、被覆アーク溶接、TIG溶接、MIG・MAG溶接がある。
これに対しE7系では多くの部分で、FSW(Friction Stir Welding:摩擦攪拌接合)という最新技術が使われている。これは回転工具で金属をかき混ぜながら接合する方法である。大規模な設備が必要となるが、その分メリットが大きい。それは ①歪みが少ない ②強度が高い ③気密性が高い ④美しい仕上がりなどだ。
だからE7系の側面は非常に滑らかなのである。また気密性は北陸新幹線の「要」ともつながっている。北陸新幹線はトンネルが非常に多く存在する。そこで車体は、完全な気密構造とされた。トンネルで外気が急に変化しても、耳が「ツーン」となりにくいよう、自動気密装置が稼働する仕組みとなっている。

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