「新幹線あさま」12両編成の総重量は540トンである。これを16,600馬力で引っ張っている。しかも30‰勾配でも260km/hで走行する。1997年の「特急あさま」の時代では、EF63の2両を加えた総重量は700トンにも及んでいた。重量超過の原因は、EF63の2両の車体重量216トンが大きい。
しかし、「特急あさま」の動力車とEF63の2両を加えた総出力は10,900馬力しかなかった。これでは碓氷峠を超えるときには、最高速度30km/hしか出せないのだ。「新幹線あさま」は、なぜここまで高性能になったのか? そこには、日本の鉄道技術の目を見張る進歩がある。
まずどうやって車体重量を減らしたのか? それはE7系「あさま」の車体構造の革新にある。①車体の材質のアルミ合金化 ②ダブルスキン(中空押出形材)構造 ③FSW・MIG溶接接合 ④軽量・高剛性・高気密・高遮音化 ⑤配線は車体内部の中空部を利用 ⑥先頭車は約9.1mのロングノーズ
これらにより、「新幹線あさま」12両編成は10両が動力車でありながら、総重量540トンという軽量化に成功している。鉄道技術者の間では、E7系/W7系はE2系で培われた技術を発展させつつ、軽量化・静粛性・快適性をさらに高めた、成熟した新幹線車両として評価されているのだ。

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