現在安中市では、「鉄道の町」としてではなく、碓氷峠そのものを観光資源にして、再生する段階に入っている。安中市は2026年度、横川駅周辺を計画地とする「道の駅」化を進めているのだ。鉄道駅に隣接し、碓氷峠鉄道文化むらの一部も活用して、観光・地域交流・防災の拠点にする構想である。
さらに安中市は、「碓氷峠廃線ウォーク」や「MELODIC LIGHT WALK」の恒久化、碓氷峠歴史さんぽ、ラリーなどのイベント、軽井沢町との観光連携を進めている。「碓氷峠廃線ウォーク」は、廃線21年後の2018年から企画され、2026年現在も実施されている。
イベント開始時のみ、立ち入りが許可されている廃線跡を巡るツアーだ。総歩行距離約11km、高低差約550m、最大勾配66.4‰を踏破する。横川から「アプトの道」を、まず「峠の湯」に向かう。「峠の湯」付近で昼食を摂る。もちろん「おぎのや」の「峠の釜めし」に決定。
その後、ここから立入禁止の区間に入り、鉄道往来時と同じ勾配を登って行く。行程内で「信号機点灯・トンネル内照明擬似点灯」も実施するという凝りようだ。鉄道ファンには、たまらない。やがて下り線を、軽井沢まで鉄路を歩いていくというものだ。ツアー代金は、9,200円である。


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