追憶碓氷峠 45

タビ

それでは、この車両革新の中核をなすアルミダブルスキン構造とは何か? アルミダブルスキン構造とは、2枚のアルミ板トラス状(格子状)の補強材でつないだ中空構造である。過去の新幹線(0系・100系など)は、「骨組み+外板」の構造だった。

しかしE7系では、車体そのものが巨大な箱型構造となっている。これがアルミダブルスキン構造と呼ばれているのだ。 なぜダブルスキンなのか? それは、まず第一に「軽い」ということがあげられる。アルミは鉄の約1/3の重さだ。12両編成でも車重を大きく減らせる。

このため、①加速性能向上 ②電力消費低減 ③ブレーキ負担軽減 につながるのだ。第二に、アルミダブルスキン構造は、とても「丈夫」である。中空部分が梁(はり)の役目をするため、同じ重さなら鉄よりも高い曲げ剛性を確保出来る。例えると、空き缶・段ボール・飛行機の翼などと同じ考え方である。

「中が空洞だから弱い」ではなく、「中空だからこそ強い」という設計だ。第三にあげられるのは、「防音性が高い」ということだ。中空部分には空気層がある。これが、モーター音・台車音・レール音を減衰させる。そのためE7系は歴代新幹線でも、群を抜く静かな車両となっている。

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